「いい炭できた」 亀山・白川小児童ら、学校の窯で焼き上げ 三重

【炭焼き窯から炭を取り出す児童=亀山市白木町の市立白川小学校で】

【亀山】三重県亀山市白木町の市立白川小学校(平野朋希校長)の5、6年生計12人は22日、同校運動場北側の「炭焼き窯」から、焼き上がった炭を取り出した。

昔の生活を知る総合学習の一環。同校の炭焼き窯は、児童らに炭焼き体験をと平成13年、地域住民らで窯を設置。その後、窯の一部が劣化し、数年の放置期間を経て同30年、当時の川合正男校長と地域住民らで窯を修復。以降毎年3回程度、炭焼きをしている。

この日は、川合元校長(64)と同校学校運営協議会の浅野重信会長(85)ら地域住民らが協力し、今月9日に長さ約80センチのカシの原木約250本を窯入れし、焼き上がった炭(約150キロ)を取り出した。

焼いた炭は、「白川の炭」として1箱(6キロ入り)千円(税込み)で販売。市のふるさと納税の返礼品に登録する予定という。

6年生の廣森悠真君(12)は「今年もいい炭ができたと思う」、川合元校長は「まあまあの出来具合でほっとしている」と話していた。問い合わせは同校=電話0595(82)3007=へ。