補正予算案を提出 三重県議会、決算関連議案を認定

三重県は22日の県議会本会議で、新型コロナウイルスに関連する国の交付金などで約91億2200万円を減額する一般会計補正予算など51議案を提出した。12月21日の本会議で採決する。

県によると、減額補正は新型コロナの5類移行によって対策を縮小したことが理由。当初予算で計上していた対策費から、病床確保関係で87億5千万円、ワクチン接種関係で38億円などを減額する。

職員の給与を引き上げるため、人件費に23億7100万円を追加する一般会計補正予算も提出した。月給は平均で0・75%、ボーナスは年間で0・1月分の引き上げ。貯金に当たる財政調整基金などで賄う。

この日は決算関連の12議案を認定。このうち歳入を約9353億円、歳出を約8985億円とする令和4年度一般会計決算などの2議案は45対1の賛成多数、10議案は全会一致で認定した。