市民の多彩な作品一堂に 四日市市民芸術文化祭「総合美術展」 三重

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市と市文化協会は10日、同市安島の市文化会館展示棟全館で「元気な四日市が好き!2023・みんなで創造ろう楽しい集い!」をテーマに、第73回市民芸術文化祭「総合美術展」を開いた。12日まで。

同協会美術会員、一般公募者合わせて163人による書道、写真、俳画、日本画、尾張絵、フラワーアレンジメントなど13部門の作品163点を展示している。

平安時代の仮名の古筆を臨書した書掛け軸、虹色に輝くクモの巣を捉えた写真作品「朝彩」、細密に刻んだ銅板作品「那古の浦の蜃気楼(しんきろう)」などが並ぶ。また、クレイアートの花々の壁飾り、香りも楽しめるフレグランスフラワーのアレンジメントなど、多彩な作品が来館者らの目を楽しませている。

同展実行委員長の前川晴美さん(60)は「今回は、それぞれの作品に作者のコメントを添えて、鑑賞のガイドになるよう工夫しました」と話していた。