原寸大の中勢軽便鉄道模型記念展示 津の大井公民館文化祭に合わせ 三重

【段ボールで再現された中勢鉄道ガソリンカーの実物大模型=津市一志町大仰の旧大井小1階で】

【津】三重県津市一志町大仰の大井公民館は12日と19日、同館で開く文化祭に合わせ、同館西側の旧大井小1階で明治―昭和初期に旧津市から旧一志郡を走った軽便鉄道「中勢鉄道」の実物大模型を展示する。

同館の講座「ふるさと大井を学ぶ」で、6、7月に講座生が津市の岩田橋から伊勢川口までの中勢鉄道廃線跡を巡った。昭和18年の廃線から今年で80年になることから地域の歴史を知ってもらおうと展示を企画。天理大学付属天理参考館が製作・展示した段ボール製の軽便鉄道の実物大模型を譲り受けた。

昭和に入って活躍したガソリンカー「カ1形」で全長7メートル、幅2メートル、高さ2・8メートル、木の枠組みに車体や車輪、手すりなどは段ボールに水性塗料で製作。車輪の数やマークなどを中勢鉄道仕様に作り変え「おほのき(大仰)」の駅名看板を新調するなど天理参考館が全面的に協力している。

同講座講師の伊勢野久好さん(66)は「軽便鉄道というとミニSLのイメージが強くガソリンカーが走っていたことを知る人は少ない。地元の人に知ってほしい」と話している。

同館の文化祭は12日が作品展示会(午前9時―午後3時半)、19日が舞台発表会(午後1時―同4時)。両日共展示会場で伊勢野講師が解説する。問い合わせは同館=電話059(293)6673=へ。