2年連続2位から頂点奪取目指す 男子・高田2年の杉本チームけん引 三重県高校男子駅伝

【杉本憲亮(高田)】

三重県高校駅伝で2年連続2位からの頂点奪取を目指す男子・高田は、今季3000メートル障害で8分54秒09の県高校新記録をマーク、5000メートルでは昨年のシーズンベストから約1分記録を縮める14分28秒50の自己ベストを持っている2年生の杉本憲亮がチームのけん引役だ。

大会に出る度「ステップアップできている」。「来年に向けた経験値に」と「思い切って前半から飛ばした」今年8月の全国高校総体(インターハイ)3000メートル障害決勝では、菰野町出身で実業団のNTNで活躍した梅枝裕吉さん(39)が稲生高校時の2001年に出した県高校記録(8分56秒26)を22年ぶりに塗り替えるタイムで7位入賞。高2の日本高校歴代6位に相当する好記録だった。

松阪市出身で学業と陸上競技の両立を目指して高田高校に進学。松阪市立久保中時代、たどり着けなかった大舞台に立つことを目標に掲げており、都大路出場もかなえたい夢の1つだ。6月の東海高校総体以後、陸上競技部全体の主将にも就任した2年生は「後輩たちを安心して送り出せるような走りをしたい。どの区間を任されても区間賞を」と意気込む。