不適切な職務を執行 三重県警、巡査を本部長注意 

身柄を確保する際に相手を地面に押し倒し、威圧的な態度を取る不適切な職務執行をしたとして、三重県警は警察署勤務の20代男性巡査を本部長注意処分とした。処分は10月27日付。

県警警務課によると、巡査は8月26日未明、バイク数台の騒音苦情で110番を受けて出動中、二人乗りの原付バイクから降りて逃走する少年を勢いのまま地面に押し倒し「何逃げとんのや」などと言って詰め寄ったという。

少年はヘルメットをかぶらず原付バイク後部に乗っており、少年が降りた後も運転手はそのまま逃走した。少年の母親が当時の状況説明を求め発覚。少年にけがはなかったとみられる。

巡査は「熱くなってしまった。反省している」とコメント。同課の担当者は「県民の信頼を損ねる行為。深くおわびする。今後は適切な職務執行について指導を徹底し、再発防止に努める」と話した。