県内名所を透明水彩で描く 津で白雅会作品展 三重

【白雅会の水彩画が並ぶ会場=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザギャラリーで】

【津】水彩画の愛好会「白雅会」(会員14人)の第19回作品展が4日、三重県津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザ1階ギャラリーで始まった。60―80代の会員と講師の林徳一さん、村田幸一さんの作品計33点を展示している。6日まで。入場無料。

同会は月2回近郊で屋外の風景を中心に描いている。津市の忠盛塚、鈴鹿市の白子漁港、亀山市の関宿など各地の名所を透明水彩で描いた作品が並ぶ。同じ場所でも描き手によってとらえ方がさまざまで、個性を楽しむことができる。

村田講師(65)=津市久居藤ケ丘町=は「現場に立った瞬間の感動やみずみずしさを、主役を選んで描き出すよう指導している」と話す。

初期から参加する石原宏さん(87)=同市渋見町=は「水彩は手軽で色がきれいなところがいい。毎回の講評は参考になり、発表の場は励みになる」と話した。