クリ材使った家具など展示 菰野町パラミタで長野の木工職人

【作品を紹介する岡部さん(右)=菰野町大羽根園のパラミタミュージアムで】

【三重郡】長野県塩尻市の木工職人、岡部博文さん(75)の作品展「信州桔梗ヶ原工芸木工展」が、三重県菰野町大羽根園のパラミタミュージアム1階、小ギャラリーで開かれている。26日まで。小ギャラリーは入場無料。

クリ材を使った机、座卓、椅子などの家具や、大切なものを納めるモダンなデザインの厨子(ずし)もあり、約40点を展示している。靴べらや額、木の器などの小物も多数並べている。

クリは、かつて鉄道の枕木に使われていたほど耐水性に優れ、経年変化によって色が変わり、深みが増すという。岡部さんは「変化を楽しみながら、愛着を持って長く使っていただけたら」と話した。会期中の土、日曜日は在廊する予定という。