消防クラブ児童ら「火の用心」 鈴鹿の町内を巡回 4年ぶり

【拍子木を打ち鳴らし火災予防を呼びかける子どもら=鈴鹿市下大久保町内で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市下大久保町内で2日夜、同町少年消防クラブの巡回防火宣伝があり、クラブ員の小学生らが拍子木を打ち鳴らして町内約2キロを巡回し、地域の住民に火災予防を呼びかけた。

9日から始まる秋の火災予防運動に伴う取り組みで、新型コロナウイルス感染症の影響により、実施は4年ぶりとなる。

同少年消防クラブは地域の子ども会が中心となり、小学生の子どもとその保護者で組織する。

この日は幼児を含めた子どもら23人とその保護者のほか、市消防団久間田分団、消防本部の計約60人が参加。

先頭の消防車両には市立鈴西小5年窪田結斗君(10)と早川旺希君(10)、同6年沢田颯翔君(11)の3人が同乗し、スピーカーで火災報知器の設置や点検、コンロの消し忘れなどへの注意を呼びかけた。

そのほかの子どもらは、そろいの法被姿で車両後方を歩き、「火の用心」の部分で声を合わせて拍子木を打ち鳴らした。

最年長の沢田君は「僕たちの呼びかけで地域の一人一人が防火を心がけてほしい」と話した。