補正予算「可決すべき」 電動キックボード条例改正も 三重県議会予算決算常任委

【一般会計補正予算案を全会一致で「可決すべき」とした予算決算常任委=県議会議事堂で】

三重県議会の予算決算常任委員会(村林聡委員長、47人)は29日、一般会計に約79億5100万円を追加する補正予算案などの2議案を全会一致で「可決すべき」とした。30日の本会議で採決する。

補正予算案のうち、物価高騰の対策費は60億8100万円。LPガスの料金引き下げなどに充てる。関西本線の潜在需要を調べる費用に1千万円、子ども食堂に朝食の提供を促す費用に400万円を計上した。

また、常任委は一定の条件を満たせば免許なしで電動キックボードを運転できる道交法改正に伴い、違反者講習の手数料などを定めた条例改正案などの2議案を45対1の賛成多数で「可決すべき」とした。

吉田紋華委員(共産党、1期、津市選出)が、この2議案に反対。吉田議員は電動キックボードに関連する条例改正案について「ヘルメットの着用を義務付けるなど、安全性の確保が必要」と訴えた。