変則交差点を十字に 四日市市、渋滞解消に期待 三重

【記者会見で交差点改良について説明する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県四日市市の森智広市長は29日の定例記者会見で、市道西阿倉川62号線と市道西阿倉川万古線の変則交差点を十字交差点に改良し、7月1日から通行可能になると発表した。

同交差点で最大400メートル以上(平成27年調べ)に及ぶ渋滞を解消するため、同年度から調査・測量、令和2年度からクランク形状の変則交差点から十字交差点への改良工事をしてきた。信号機が3基から2基に減り、青信号の時間が延び、渋滞の緩和が期待される。側溝やガードパイプの整備、舗装の最終仕上げを進め、工事完了は秋ごろを予定している。

6月30日午後10時から信号機の切り替え工事を進め、夜のうちに通行できる予定。雨などで工事が遅れた場合は延期となる。

森市長は「渋滞が多い四日市と言われているが、最近では県の事業ながら尾平橋北交差点をクランクから十字に改良した。渋滞解消に少しでも努めていく」と語った。