熱中症への注意を 知事、県民に呼びかけ 三重

【定例記者会見で熱中症への注意を呼びかける一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は28日の定例記者会見で「今夏は昨夏よりも暑くなる可能性がある」と述べ、外出時は日傘や帽子を使うなど、県民に熱中症予防を呼びかけた。

一見知事は気象庁の発表を引用して「これから40%の確率で平年よりも気温が高くなる」と指摘。「熱中症が心配される。特に高齢者への気を配ってもらいたい」と述べた。

外出時は日傘や帽子を使う▽屋内では扇風機やエアコンを使う▽日頃から喉が渇く前に水分を補給する―の3点を要請。「屋外ではマスクを外した方が良い」と語った。

自ら実践している対策を問われた一見知事は「意識的に水分を取っている。熱いときには冷房を付け、ウオーキングでは帽子をかぶっている。日傘を差すこともある」と語った。

県によると、県内では昨年中に1245人が熱中症とみられる症状で救急搬送され、うち4人が死亡した。今年は今月27日までに165人が救急搬送された。