不正に車検更新した疑い 鈴鹿、男ら3人を逮捕 三重

【鈴鹿】虚偽の保安基準適合証を作成して車検証の有効期限を不正に更新させたとして、三重県警鈴鹿署と交通指導課は25日、虚偽有印公文書作成・同行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用、道路運送車両法違反(保安基準適合証の不正証明など)の疑いで、鈴鹿市長太新町3丁目、運送業経営中川五彰容疑者(57)ら3人を逮捕した。

逮捕されたのは、このほか同市南堀江2丁目、同役員上地廣文容疑者(70)と同市長太栄町3丁目、同社員西輝晃容疑者(42)の2人。

逮捕容疑は令和5年1月24日、中川容疑者が代表を務める法人で請け負った大型トラックの車検について、実際は検査をしていないのに検査したように装って虚偽の保安基準適合証を作成し、中部運輸局三重運輸支局(津市)に提出して不正に車検証の有効期限を更新させた疑い。

上地、西両容疑者は共に容疑を認めているが、中川容疑者は「間違っている。検査していない車について保安適合証を作成したことはこれまでに一度もない」と容疑を否認している。

同署によると、昨年8月ごろに同運輸支局から情報提供があり、調べを進めていた。詳しい経緯や余罪との関連などを調べている。