亀山で求人懇談会 事業所と高校が情報交換 雇用対策協議会

【事業所(左側)と情報交換をする高校の関係者=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】亀山市雇用対策協議会(坂野博会長)は23日、三重県亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで「令和5年度求人懇談会」を開いた。市内28事業所から48人と県内の県立、私立高校計22校の進路指導主事ら24人が個別面談し、情報交換をした。

同協議会は、労働力の確保と雇用の安定、企業間相互の協調と親睦、地域産業の振興を目的に、旧亀山市が昭和54年に、平成元年には旧関町が設立。平成17年の市町合併により統合し現在、亀山商工会議所と市内47事業所が加盟している。

鈴鹿、亀山の2市の雇用情勢について、鈴鹿公共職業安定所の堀保所長はあいさつで「令和4年度の高卒求人倍率は3・20倍で、395人全員(100%)が就職した」とし、「中でも製造業が一番多い」と述べた。

来年4月操業を開始する、冷凍食品を扱う「キンレイ亀山工場」は、従業員25人のうち、高卒者を10人程度採用する予定だと話していた。