白い器など80点 田中さん陶芸展 四日市の山画廊

【個展を開いた田中さん=四日市市安島の山画廊で】

【四日市】岐阜県多治見市の陶芸家、田中陽子さん(39)の陶展が22日、三重県四日市市安島の山画廊で始まった。磁器とガラスを組み合わせた白い器など約80点が並ぶ。7月2日まで。26、27の両日は休み。

田中さんは神奈川県出身。多摩美術大学を卒業後、岐阜県内の陶器メーカーに就職するも、再び多治見市陶磁器意匠研究所のセラミックスラボで1年間学び、陶芸家の道に進んだ。

山画廊での個展は3年ぶり3回目。新作を中心に出品し、酒器や皿、鉢、壁掛けなどを紹介している。田中さんは25日と7月2日に在廊する予定。

会場では同時に四日市市出身の木版画家、佐藤宏(ひろむ)さん(1923―2002年)の木版画展も開かれている。抽象的な表現の木版画36点が並ぶ。市内の収集家が集めた作品で、販売もしている。