米仏独の文化学ぶ 川越町の学童保育 G7交流イベント

【3カ国の出身者(後方3人)に質問をする児童ら=川越町豊田一色の「川越第二学童保育所 日の本クラブ」で】

【三重郡】三重県志摩市で開催された「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」(16―18日)の応援事業として、社会福祉法人「日の本福祉会」(四日市市松原町)は21日夕、G7参加国の米国、フランス、ドイツ出身者からそれぞれの国の文化を学ぶ国際交流イベントをオンラインで開いた。

同法人が運営する「川越第二学童保育所 日の本クラブ」(川越町豊田一色)で、米国、フランス、ドイツの順に3人の講師が、母国の風土や歴史、食べ物などを紹介した。県北部の4市3町、31の学童保育所を利用する児童計約1700人が熱心に耳を傾けた。

このうちフランス・エーヌ県ヴェルヴァン出身のブノア・クレマンさん(24)は、フランスの人口が日本の人口の半分ほどであることや、フランスの代表的なパンや菓子を紹介。フランス人の食生活にも触れ、「朝食に甘いものを好んで食べる」と話した。

児童らは興味津々の様子。「フランスには甘い食べ物がたくさんあるけれど、辛い食べ物はありますか」という質問も出て、クレマンさんは「あまりない。フランス人のほとんどが、辛いものは苦手」と答えた。