名前は「福音」と「陽夏」に 伊勢シーパラのアザラシとアシカ 三重

【「福音」と名付けられたゴマフアザラシの赤ちゃん=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで(同館提供)】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」で4月に生まれたゴマフアザラシ(雌)の赤ちゃんの名前が「福音(ふくね)」、1歳のカリフォルニアアシカ(雌)の名前が「陽夏(はるか)」に決まった。

【「陽夏」と名付けられたカリフォルニアアシカ=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで(同館提供)】

5月22日から6月4日まで名前を募集し、アシカは414件、アザラシは493件の応募があった。飼育員らがそれぞれ三つの候補を選考してWEB投票を行い、一番票数が多かった名前に決めた。

「陽夏」の命名者は和歌山県の女性で、兄の日向から太陽をイメージして「陽」の字を、父親アマナツと母親チナツから「夏」の字をもらい、家族みんなをつなぐ存在になってほしいという願いを込めた。

「福音」の命名者は千葉県の女性で、父親の大福から「福」の字を取り、母親ルーの名前の響きなどからイメージした「音」の字と合わせた。「たくさんのお客さんや飼育員さんを幸福にし、福音もたくさんの幸福を得られるように」という祈りを込めたという。

陽夏の現在の体重は約27キロ、体長約130センチ。今後は徐々にステージに慣れて、来館者の前で元気な姿を見せられるように練習していく。福音は体重約25・5キロ、体長約107センチで、今後はイベントデビューに向けて練習する予定。

陽夏の飼育担当者は「名前の漢字にも使われていますが、夏の太陽のように明るく元気な子に育ってほしい」、福音の飼育担当者は「名前の由来のように、この子にたくさんの幸福が来てくれるとうれしい」と話していた。