苔玉展やアジサイ市 伊勢おかげ横丁で梅雨の催し 三重

【多様な苔玉や苔テラリウムなどが並ぶ会場=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で、季節の催し「梅雨のおかげ横丁」が開かれている。苔(こけ)玉や「苔テラリウム」の展示、週末にはアジサイなどが並ぶ植木市や手作り体験もある。25日まで。

大黒ホールでは、梅雨時に鮮やかな緑色が映えるコケのインテリアを展示。大小さまざまな苔玉や盆栽などをそろえ、販売もしている。ガラス容器の中にコケを飾る「苔テラリウム」は、コケや石、オブジェなどを繊細に配置し、小さな自然を再現した箱庭のような作品が来場者を楽しませている。「生きたこけ図鑑」のコーナーでは、約30種のコケを並べ、生息場所や特徴などを紹介している。

24、25日は、草花とオイルを瓶詰めする「ハーバリウム」づくり体験、アジサイの鉢植えや珍しい伊勢ナデシコの苗などを販売する植木市などもある。

広報担当は「梅雨は閉じこもりがちですが、ぜひ足を運び、この時季ならでは風情をお楽しみください」と話していた。

問い合わせは同横丁=電話0596(23)8838=へ。