一日約1000人が来庁 松阪市、利用アンケート結果 三重

【松阪】三重県松阪市はこのほど、庁舎利用アンケート結果をまとめた。3日間で2687人が来庁し、用件の最多は戸籍住民課の36・7%だった。竹上真人市長は「市役所に一日約千人来ることが分かった。驚いている。基礎データとする」と話している。

調査は5月22、24、26日の3日間実施。来庁者2687人の44・5%、1197人が回答した。回答者内訳は60、70代が各18・5%で最多。

交通手段は圧倒的に自家用車で83・5%を占めた。

用件は「住民票・印鑑証明・戸籍に関すること(戸籍住民課)」が36・7%で最多。「その他」13・7%、「税金に関すること(市民税課・資産税課・収納課)」9・3%、「介護・高齢者支援に関すること(介護保険課・高齢者支援課)」9・1%が続く。

頻度は「半年に1回程度」が29・9%で最も多く、次いで「月に1回程度」の25・6%となっている。時間帯は午前10―11時が17・8%で最多。

竹上市長は「マイナンバーカードを持つ人が八割を超え、カードを持っていればコンビニで証明書が取れるので、来庁はもっと少なくなるはず」と語り、「職員が聞き取り申請書の作成を支援する『書かない窓口』を始めたが、これから目指すのは『来なくていい窓口』」と述べた。