公文書16点を誤廃棄 三重県内3警察署、保存期限満了前

三重県警は19日、県内3カ所の警察署で保存期限が満了する前の公文書など計16点を誤廃棄していたと発表した。各警察署で細断処分しており、個人情報の流出はないとしている。

県警警務部によると、誤廃棄したのは令和5年3月31日付の保存期間満了を前に、県と廃棄に向けた協議中だった公文書など16点。個人照会履歴をまとめた管理簿や、事件捜査に向けた前科照会や身上調査用紙など警察官が申請する手続きの記録をまとめた管理簿、警察車両の給油伝票などが含まれていた。

異動後の新体制への切り替えに伴い、4月から各警察署単位で実施した業務点検で発覚した。それぞれ管理や確認不足により、前年度に保存期間が満了する公文書の中に紛れ込んでいたのが原因としている。

同部の辻本浩也文書・広聴監は「公文書管理に関する指導教養を徹底し、適正な公文書管理に努めたい」と話している。