「期待以上の成果」 G7交通相会合閉幕で三重県知事

志摩市内で開かれたG7三重・伊勢志摩交通大臣会合が閉幕した18日、一見勝之知事は賢島宝生苑(同市)で報道陣の取材に応じた。3日間の成果について「期待以上だった」「百点満点」と語った。

一見知事は「大臣らには県の魅力を多く見てもらえた」「職員だけでなく、全員で会議を盛り上げた」と強調。「伊勢志摩サミットに続いて国際会議を開けるという県民の自信につながった」と語った。

大臣らの視察を案内した生徒らの活躍が特に印象的だったと説明。英語での案内に「大臣らは感激していた」と紹介し、米国の代表団が予定になかった記念撮影を生徒に依頼したことも明らかにした。

また、斉藤鉄夫国交相から「三重で会合を開いて良かった。難しいセッション(会議)だったが、大臣たちが歓迎の心に触れたためか、話し合いがスムーズに進んだ」との言葉を受けたことも明かした。

一方、県主催の視察に参加がなかったことは「相手のあることなので仕方がない」と説明。海外メディアから取材の登録がなかったことも「相手のある話。日本のメディアの力を信じている」と語った。

会見に同席した橋爪政吉志摩市長も「これまでの準備が実りを結び、会合の終了にたどり着けたと思う」とした上で「市民に歓迎ムードが広がれば、今後も国際会議を開ける都市になると思う」と期待した。