公園で虫の観察会 三重・亀山の「里山塾」

【虫取り網の中の虫を確認する生川さん(左端)=亀山市椿世町の里山公園「みちくさ」で】

【亀山】三重県亀山市と同市椿世町の里山公園「みちくさ」の同公園管理運営協議会が共催で開講している「里山塾」(峯和也塾長)は18日、同所で「虫の観察会」を開いた。2歳―30代の男女計20人の塾生は、虫取り網を持ち、公園内に生息する虫の観察をした。

日本甲虫学会員の生川展行さん(63)=鈴鹿市木田町=が講師を務めた。生川さんは昆虫の特徴について「足は6本で、羽は4枚。触角は匂いや温度、風などを感じる重要な役割をしている」と昆虫の基礎知識を説明し、「公園内にどんな虫がいるか探してください」と話した。

塾生らは、生川さんの案内で、アゲハチョウとマメコガネ、ゴマダラカミキリなどを確認し、虫捕りを楽しんだ。自宅で透明の器に土を入れ、アリの巣の観察とカブトムシを飼っている年長園児の川瀬豊君(6つ)=同市阿野田町=は「昆虫の中でもアリが一番好き。きょうは楽しかった」と話していた。