亀山高生がパソコン手ほどき 市民ら基本操作学ぶ 三重

【生徒の指導で文章作成をする参加者ら=亀山市本町1丁目の県立亀山高校で】

【亀山】三重県の亀山市中央公民館が主催する教養講座「ワードの基礎から応用までを学ぼう」が15日、同市本町1丁目の県立亀山高校で開かれ、同校システムメディア科3年生10人が、参加した市民ら21人を指導した。

講座は、パソコンに苦手意識を持つ市民が、基本的な文章作成や写真の貼り付けなどを学び、パソコンを広く活用するのが目的。生徒らは授業で習った知識を教えることでより理解し、市民とのコミュニケーションの向上が狙い。

参加者は、生徒が作成したテキストを基に、文章を打ち込み、ツールバーから字体の大きさや下線の挿入、中央そろえなどを学び、フォルダーに保存するまでの一連の流れを体験した。

同市川崎町の近藤秀行さん(73)は「地区の老人会や寺の檀家(だんか)総代として、皆さんに渡す書類は手書きしていたが、パソコンで作成できるよう頑張って覚えます」、3年生の細川愛莉さん(18)は「自分は分かっていても、教えるのは難しいですね。先生の苦労が分かった気がします」と話した。