パラ種目の「ボッチャ」体験 亀山、通所者と市民ら交流 三重

【ボッチャを楽しむ参加者ら=亀山市若山町の市社会福祉センターで】

【亀山】三重県の亀山市中央公民館は14日、同市若山町の市社会福祉センターで、教養講座「ボッチャで交流」を開き、同センター内の指定障害福祉サービス生活介護事業所「つくしの家」に通所する19人と市民ら計24人が参加した。

ボッチャは、重度脳性麻痺者や四肢重度機能障害者のためにヨーロッパで考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目となっている。

講座は、みえボッチャ協会副代表で県障がい者スポーツ指導員の古川勝美さんが講師を務めた。参加者らは、直径約8センチ、重さ約275グラムの革製ボールを、白いボールの的をめがけて投げた。

「つくしの家」に通所する身体障害者の40歳の女性は「白いボールに近づけるよう投げるのが難しかったが、楽しかった」、古川指導員は「講座を通じて、ボッチャを多くの人に知ってもらい、楽しんでほしい」と話していた。