全米さくらの女王が来勢 市長を訪問 三重

【鈴木市長(左)を表敬訪問したマクガリーさん=伊勢市役所で】

【伊勢】日米親善のため来日した「全米さくらの女王」のマディリーン・マクガリーさん(24)が12日、三重県の伊勢市役所で鈴木健一市長を表敬訪問した。

全米さくらの女王は、伊勢市ゆかりの政治家尾崎咢堂が米国にサクラの苗木を贈ったことにちなみ、毎年春に米国で選出される。尾崎を顕彰する同市のNPO法人「咢堂香風」の案内で、来日の際には伊勢を訪れ交流を続けてきた。訪問は、コロナ禍の影響で4年ぶり。9日から伊勢志摩地域に滞在し、伊勢神宮訪問や桜の記念植樹などを行った。

市役所を訪れたマクガリーさんは、日本語で自己紹介し、鈴木市長にワシントン州知事からの親書を手渡した。鈴木市長は「日米の関係が末永く続くことを祈念します」と述べた。

マクガリーさんは「伊勢は都会から離れ、(故郷の)アイオワ州のような印象。皆さん優しくもてなしてくれて、感謝しています」と話した。この日は、市内の皇學館高校も訪問し、生徒らと交流した。