コツメカワウソの赤ちゃん2頭誕生 三重・鳥羽水族館 

【人工哺育ですくすくと育っているコツメカワウソの赤ちゃん(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、5月23日から24日にかけて、コツメカワウソの赤ちゃんが誕生し、飼育係による人工哺育ですくすくと育っている。今回の出産で、同館が飼育しているコツメカワウソは9頭(雄6頭、雌3頭)となった。

赤ちゃんは雄1頭と雌1頭で、母親は「キワ」(6歳)、父親は「アサヒ」(11歳)。キワが出産した4頭のうち、2頭は残念ながら誕生後まもなく死んだという。残る2頭の赤ちゃんは、飼育係が与えるミルクを飲んで順調に育っていて、6日現在の体重は雄が115グラム、雌が128グラム。体長はいずれも約13センチ。

一般公開は7月下旬ごろを予定しており、赤ちゃんの成長の様子は同館ホームページの飼育日記や公式ツイッターなどで発信する。

飼育担当者は「今回は人工哺育となりましたが、元気に育つよう見守りながら育てていきたい」と話していた。