親子でジャガイモ掘り 津・なるせ自然共和国ワークショップ 三重

【ワークショップでジャガイモ掘りに取り組む参加者ら=津市河芸町三行のなるせ自然共和国で】

【津】三重県津市河芸町三行の「なるせ自然共和国」で10日、子どもたちに向けた庭づくりワークショップがあり、津市内を中心に参加した家族連れ15人がジャガイモ掘りに取り組んだ。

なるせ自然共和国は津市上弁財町の渡辺硝子(がらす)が運営する野外学習施設。約2千坪の敷地内に竹林や畑、広場などがあり、子どもたちが自然と触れあいながら心と体を育める場として昨年11月にオープン。運営に協賛している津市藤方のアルコが、微生物によって水を分解し再利用できる循環型の水洗トイレも設置しており、環境にも配慮した施設となっている。

ワークショップでは、子どもたちが渡邊智子施設長の「ジャガイモは茎」「くぼみや葉は太陽の光がまんべんなく当たるように回転しながら成長している」といった話を聞きながら、畑に植えられたジャガイモ「グランドペチカ」を収穫した。

津市内から参加した百瀬心琴さん(6つ)は「ジャガイモがたくさん掘れて楽しかった」と笑顔で感想を話した。渡邊施設長は「子どもたちがワークショップを通して、自然のことを考える機会となれば」と期待した。