「四日市アート展2023」開幕 地元を代表する作家らの作品一堂に 三重

【手描き染めと書、工芸のコラボ作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】第73回四日市市民芸術文化祭「四日市アート展2023」が9日、三重県四日市市安島の市文化会館で始まった。市、市文化協会主催。入場無料。11日まで。

日展、東海展、県展などの入賞・入選経験のある四日市を代表する作家95人ともとまち芸術予備校生、高校生らによる日本画、洋画、書、写真、工芸、彫刻、華道、盆栽の8部門の作品200点余を展示している。

3月に急逝した手描き染め作家伊藤佳子さんをしのび、遺作となった二曲びょうぶ「茜」を中心に、書家榮田清峰さんと工芸作家木下みゆきさんが作品を添えたコラボアート。華道六流派の師弟による生け花作品、立体折り紙「ガルウイングドラゴン」の公募作品など、多彩な作品が来館者らの目を楽しませている。

10、11両日午後1時から各部門の作家らのギャラリートークやパフォーマンス、11日午後4時から高校生アート展大賞の表彰式がある。南川朋宣実行委員長(46)は「従来とはひと味違った展示方法で、より一層楽しんでいただけると思う。芸術の祭典を多くの方々にご覧いただきたい」と話していた。