市民総踊り「灯おどり」に向け、児童ら踊りの練習 8月11日、亀山市納涼大会4年ぶり開催

【児童らに「亀山音頭」の振り付けを指導する丹羽さん(中央)=亀山市東丸町の放課後児童クラブ「西村放課後クラス」で】

【亀山】三重県亀山市若山町の亀山公園一帯で8月11日、4年ぶりに開催する「市納涼大会」(同実行委員会主催・伊藤峰子会長)に向け、市民らが踊る「灯おどり」の練習会が9日、同市東丸町の放課後児童クラブ「西村放課後クラス」であった。同クラブに通う1―3年生計36人が参加した。

灯おどりに関わる日舞「内田流寿好会」の丹羽良子さんが、ボンボリ2本を手に持ち踊る「亀山音頭」と「亀山小唄」の2曲の灯おどりの、手の振りと足さばきの振り付けを指導した。

小学2年生の吉川莉央さん(7つ)は「初めて踊ったが、手の動作と足の運びを覚えた。納涼会では浴衣を着て踊りたい」、丹羽さんは「近年踊り手が減少しており、子どもから大人まで誰でもが踊れるので、多くの人に参加してもらい納涼会を盛り上げたい」と話していた。

灯おどりは昭和60年、亀山の地場産業ろうそくをともしたボンボリを手に持ち踊る盆踊りとして、婦人会を中心に各地区の盆踊りや納涼大会のメインイベント「市民総踊り」として約40年間、継承されている。

7月15、19、28の3日間、いずれも午後6時から同市東御幸町の市文化会館で練習会を開く。問い合わせは同館=電話0595(82)7111=へ。