完熟の甘さを味わって 四日市・桜町でブルーベリー摘み農園きょうオープン 三重

【山原園長と鈴なりに実ったブルーベリー=四日市市桜町のさくらベリーズガーデンで】

【四日市】三重県四日市市桜町のブルーベリー摘み取り農園「さくらベリーズガーデン」(山原裕美園長)が10日、開園する。約50アールの果樹園に、ポット栽培の90品種1100鉢がずらりと並び、青紫色に色づいた大粒の実が鈴なりに実っている。早生から晩生(おくて)品種までが次々と熟し、8月中旬ごろまで楽しめる。

防鳥ネットで覆い、防草シートを敷き詰めた園内は衛生的で、通路が広くベビーカーでも利用しやすくなっている。ブルーベリー酢やジャム、同園オリジナルのドリンク販売もある。

10年前、山原園長(53)の夫で野菜農家の忠彦さん(59)が「市場出荷では顔が見えない消費者と、直接触れ合える農産物を」と、野菜作りの繁忙期と重ならないブルーベリー栽培を思い立ったという。山原園長は「昨年に比べ豊作です。完熟ブルーベリーのおいしさを味わっていただきたい」と話している。

開園は午前9時半から午後4時(土、日、祝日は午後5時まで)、金曜日は休み。園内食べ放題(時間無制限)で、入園料は大人(中学生以上)2200円、小学生1800円、幼児(4歳以上)1000円。完全予約制。予約、問い合わせは同園=電話080(6929)7800=へ。ホームページ(http://www.Sakura-berrys.com/)からも予約可。