7月商品「笹わらび餅」に変更 朔日餅の「竹流し」終了 赤福・三重

【新しい7月の朔日餅「笹わらび餅」(赤福提供)】

【伊勢】三重県伊勢市の老舗和菓子店「赤福」は、毎月1日に限定販売する「朔日餅(ついたちもち)」の7月商品「竹流し」を終了し、新商品「笹わらび餅」に変更する。

朔日餅は、毎月1日の早朝に伊勢神宮に参拝する「朔日参り」の風習に合わせて販売される月替わりの和菓子。販売日の早朝、内宮近くの本店前には、朔日餅を買い求める客の長い列ができる。

竹流しは、竹筒に水ようかんを流し込んだ和菓子で、竹筒の底にキリで穴を開けて中のようかんを取り出して味わう人気商品。昭和53年の朔日餅販売開始当初からの商品だったが、新型コロナの影響などで海外から生竹の入手が困難となったため、新商品に切り替えた。

新商品の笹わらび餅は、こしあんが入ったわらび餅を、七夕にちなみ笹の葉で包み込んだ。小箱6個入り900円、大箱10個入り1500円、化粧箱9個入り1800円。赤福本店や市内特設会場、近鉄百貨店四日市店、県外の百貨店などで購入できる(本店以外は要予約)。

同社の担当者は「竹流しは長年親しんでいただいた商品なので、寂しい気持ちもあるが、新商品の笹わらび餅を新たなラインナップとして同様に楽しんでほしい」と話した。

問い合わせは同社=電話0120(081)381=へ。