高校生にラグビー出前指導 リーグワン1部に昇格の三重

【高校生を前にパスのお手本を見せる三重の古田凌主将=四日市市河原田町の四日市農芸高校で】

ラグビー・リーグワンの1部に来季参戦する鈴鹿市拠点の社会人チーム、三重ホンダヒートが5日、県内高校生を対象にした出前指導を始めた。現役選手がラグビー部のある高校に直接出向いて行う恒例行事。今年は33選手が県内8校に分かれて男女ラグビー部員約200人を指導する予定。

実施日は各校からのリクエスト内容などに応じて2日から8日とばらばらだが実施期間はいずれも6月中。このうち四日市市河原田町の四日市農芸高校では5日から27日まで全7回を予定しており、初日の5日は古田凌主将ら4選手が来場して、接触プレーのないタッチフットで高校生らと交流した後、2人1組のパスなどの基礎トレーニングから丁寧に指導していた。

10年以上続けられている地域貢献活動。今年は、5月のリーグワン1部2部入れ替え戦を勝って1部昇格を決めての実施で「達成感がある」と表情をほころばせる古田主将は「三重県内のラグビー熱の盛り上げに一役買えればいい」と話していた。