県議会実習生、9月に受け入れ 議長会見、募集を開始 三重

中森博文三重県議会議長は5日の定例記者会見で、県議会のインターンシップ実習生を9月に受け入れると発表した。同日から募集を始めた。

県議会事務局によると、実習は平成21年度から実施し、これまでに19人を受け入れた。うち2人が現在、県議会事務局で勤務している。

9月中に実施し、期間は2週間程度。議会事務局の業務内容について説明を受けるほか、本会議などを傍聴する。議員らとの対話や意見発表にも臨む。

中森議長は会見で「多くの議員と接してもらう機会も設けている。参加して良かったと思ってもらえるよう、実習の内容を充実させたい」と述べた。

一方、実習に伴う宿泊費は開始当初から実習生の自己負担。議員からは、県営住宅や県職員公舎の活用を検討するよう求める声が上がっている。

中森議長は県営住宅などの活用について「代表者会議で提案をいただいた。すぐには決められないが、何らかの方向性を見いだしたい」と述べた。

定員は2人。所属する大学院を通じて30日までに申し込む。交通費などは自己負担。問い合わせは企画法務課=電話059(224)2877=へ。