水彩、油彩画19点 津で山本さん作品展 三重

【作品を紹介する山本さん=津市東丸之内の岩田川久画廊で】

【津】三重県松阪市六呂木町の自営業、山本尚俊さん(66)の個展が、津市東丸之内の岩田川久画廊で開かれている。出雲地方を描いた水彩画や野生の馬などの油彩画計19点を展示・販売している。5日まで。午前10時半―午後6時半(最終日は午後6時まで)。

山本さんはゴヤやコローの風景画に感銘を受け39歳から自身も描くようになった。経営する画材店で絵画教室を開き、県内外で作品を発表している。

稲佐浜に落ちる夕日や大山(だいせん)などの風景を柔らかく色を重ね描いた近作の水彩画や、小田原の牧場で出会った躍動的な子馬、明るい色調のクレマチスなどの油彩画がある。

「命の女神」と題した作品は疾走する子馬に寄り添うように外国人女性の横顔を描いており、青色と黄色を使うことでウクライナへの思いを盛り込んだという。

山本さんは作品とのバランスを考え額も制作しており「色遣いをどう感じるか聞かせてもらえたら」と話した。