地域ボランティアにスマホ活用を 鈴鹿・高田短大生が使い方指導 三重

【受講生らに指導する学生(右)=鈴鹿市江島本町の白子公民館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市江島本町の白子公民館で3日、第1回「ボランティア実践講座」(全10回)が開かれた。津市の高田短大ボランティア活動コーディネーターの杉谷美華さん(42)とボランティア部員6人が講師になって、地域ボランティアに生かせるスマートフォンの活用方法を指導した。14人が受講。

杉谷さんが、コミュニケーションゲームを通して受講者らの緊張をほぐした。学生らは、「ラインの使い方は」「写真の送り方が分からない」「アカウントの削除方法は」など、受講生らの疑問点を聞きながら、一人一人に丁寧に指導していた。

同講座は、学生には習得した技能をボランティア活動に生かし、受講生には学んだことを地域のボランティア活動に生かすとともに、仲間や学生との連帯感を深めてもらおうと企画。同部は県警サイバー防犯ボランティアとして、県警とタイアップして活動している。10回の講座で、スマートフォンの安全な活用法の習得とサイバー犯罪の未然防止の啓発をしていく。

稲垣英子さん(86)は「ラインは娘と孫とだけ、これからもっと活用します」、ボランティア部長の寺西玲子さん(20)は「講座を通して、安全に楽しくスマホを使いこなせるようお手伝いしていきたい」と、それぞれ話していた。