修成小創立150周年祝う 卒業生・卓球の戸上選手がビデオレターも 津で記念式典 三重

【贈られた校旗を披露する小林校長(中央)ら=津市修成町の市立修成小で】

【津】5月1日に創立150周年を迎えた三重県津市立修成小(小林まり子校長、児童数347人)の記念式典が2日、同市修成町の同校であり、児童や地域の関係者、来賓の前葉泰幸市長、森昌彦教育長ら計約500人が節目を祝った。

同小は明治6年旧安濃郡伊予町の伊予町学校として市内で2番目に開校した。節目に合わせ地元自治会連合会や民生委員ら9人で実行委員会をつくり記念事業を計画。地域に寄付を呼びかけ、約100万円かけて新たな校旗や校舎に掲げる横断幕などを作成した。

【校歌を歌う児童ら=津市修成町の市立修成小で】

式典では全員での校歌斉唱に続き実行委員長の中川浩雄・修成地区自治会連合会会長(63)が「この節目を機に明るい未来に向け新たなスタートにしてほしい」とあいさつ。小林校長(60)と児童代表の江川恵史さん(11)に真新しい校旗を手渡した。小林校長は「修成小を大切にしてきた地域の誇りを受け止め、節目の今成すべきことを考え力強く成長してほしい」と児童に呼びかけた。

6年生はこの日に向け調べた同小の沿革をスクリーンで発表した。三谷優果さん(11)は「学校の名前が10回も変わったことや最初はお寺で勉強していたことを知って驚いた。たくさんの人が150周年を祝ってくれてうれしい」と述べた。

卒業生からのビデオレターもあり、全日本卓球選手権2連覇の戸上隼輔選手(21)が「小学生の時は運動会のリレーに向け昼休憩にダッシュの練習をたくさんした」と思い出を語り「目標を持って6年間過ごして。一日一日大切に全力で遊んで」とメッセージを寄せた。