【亀山】梅雨の大雨やゲリラ豪雨に備え、国交省中部地方整備局北勢国道事務所は31日、亀山市加太向井の名阪国道向井インターチェンジ(IC)で、通行止め遮断機装置の「操作訓練」を実施。職員ら計20人が参加した。
訓練は、操作盤の点検と遮断機の上げ下げ確認を電動と手動の2通りで行った。
同事務所の道下吾一副所長は「近年、全国各地で豪雨が発生している。道路管理者として、道路利用者の安全を守るため、通行止めにすることもあるので、ご理解と協力をお願いします」と話した。
同事務所の管轄では、名阪国道関IC(亀山市関町)―伊賀IC(伊賀市柘植町)の区間14・1キロで連続雨量200ミリに達した場合、また奈良県の5月橋IC(山添村)―針IC(奈良市針町)の区間14・5キロでは、連続雨量160ミリに達した場合、遮断機を下ろし、区間内の車両通行を禁止している。
令和元年10月の台風19号では連続雨量が200ミリ以上に達したため、向井IC―伊賀IC間を7時間半、5月橋IC―針IC間を36時間半通行止めにした。