ラグビーのリーグワン2部の三重ホンダヒート(2部2位)は5日、本拠地のスポーツの杜鈴鹿に、1部のNECグリーンロケッツ東葛(1部11位)を迎えて1、2部入れ替え戦(全2戦)の第1戦を戦い、34―29で勝利した。勝ち点は三重が4、東葛が1。
大一番の初戦をホームで行った三重。3128人の観客の前で前半2分、WTB藤田慶和が快足を飛ばして先制のトライ。同15分にはラインアウトからモールで押し込みFLの古田凌主将が追加点を挙げると、SOケイレブ・トラスクのPGも随所で決まり、前半を27―7で折り返した。
1部チームとの激しい攻防で最前列で身体を張るPR陣に故障者が続出。後半18分にはLOヴィリアミ・アフ・カイポウリのシンビン(反則)による一時退出もあり、相手より2人少ない13人で試合をする時間帯もあったが粘り強く守って、同31分のカイポウリのトライなどで逃げ切った。
第2戦は13日、東葛のホームの千葉・柏の葉公園総合競技場で開かれる。「(13、14人の試合は)前も経験していてパニックにならずにできた」と振り返る古田主将は「ホームで初戦に勝てたことはすごく大きい。第2戦もベストな状態で戦えるようしっかり準備する」と話した。