鈴鹿大の前田、本塁打王争い単独首位 三重学生野球春季リーグ

【鈴鹿大―近大高専 五回表2死一、三塁から右越に本塁打を放った鈴鹿大前田=2日、四日市市霞ケ浦球場で】

鈴鹿大1番の前田が2日の近大高専との2回戦でリーグトップに躍り出る3点本塁打。打者15人を送り込み一挙12点を挙げてコールド試合を成立させた五回。2死一、三塁から右越えに3ランを放ち今季4本目の本塁打。プロ注目の皇學館大主砲村田らとの本塁打王争いから抜け出し、単独首位に躍り出た。

奈良・西和清陵高出身の俊足強打の中堅手。打撃を買われて中軸を担ったことも。「身体が開く悪いくせが出なくなった」こともあり最上学年の今季本塁打を量産中。最終戦となる6日の三重大との3回戦を前に、「(三重大と)3回戦に持ち込んでしまったので全員で勝ちにいく。個人的にはホームランを狙わずヒットの延長戦と考えて打席に立ちたい」と話した。