【亀山】三重県亀山市は18日、同市関町新所の関B&G海洋センター内体育館と隣接する関総合スポーツ公園多目的グラウンドの2会場で、4年ぶりに「令和5年度市総合防災訓練」を実施。市消防本部や自治会連合会、各地区自主防災会のほか、関地区4まちづくり協議会などから計約200人が参加した。
訓練は、災害発生時の対応を迅速かつ的確に行うため、各関係機関と関係団体が連携し、地域防災力を高めるのが目的。
小雨が降るこの日は、予定していた訓練を一部縮小し、同グラウンドで、市消防本部と陸上自衛隊第33普通科連隊が合同で、横転した車両から要救助者(ダミー人形)を救助する人命救助訓練をした。
また、参加者らは同体育館で、段ボールで間仕切りし、ベッドを組み立てた避難所と簡易トイレやテント型更衣室、新聞紙で作ったスリッパを見学した。
櫻井義之市長は「訓練を通じ、地震や台風、豪雨や土砂崩れなどの災害への防災意識を高め、『自助』『共助』の在り方を改めて考える機会になれば」と訓練を見守っていた。