第一美術三重グループが20回記念展 油彩画56点、四日市市文化会館で

【見応えのある作品が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】第一美術協会中部支部三重グループ(太田昌文代表)は16日、四日市市安島の市文化会館で、第20回「第一美術三重グループ展」を開いた。会員10人が自由なテーマで描いた、小品から100号までの油彩画56点を展示している。19日まで。

本年度、国立新美術館で開かれた第92回第一美術展の入賞、入選作を中心に展示。太田代表は、窓から差し込む光を背に腰かける女性を描いた、同展会員優秀賞受賞作「落ちる影」など6点を出品。木下みゆきさんは、テーブル上に転がるリンゴの中から1個を手にする女性を表現した、同展会員奨励賞受賞作「One Please」など8点を並べている。

同グループ創設者の1人、追田清さん(82)は、熊野市・鬼ケ城の岩々に砕け散る波しぶきを繊細なタッチで描いた、同展入選作「波響く」など7点を出展。「全国展での優秀賞をはじめ、20回記念展にふさわしい見応えのある作品がそろった」と話していた。