【松阪】松阪市文化財センターは24日から、同市外五曲町のはにわ館で特別展「松阪商人のたのしみ―商家長谷川家にみる文芸と教養―」を始める。会期は12月27日まで。入館料は大人200円、18歳以下無料。
長谷川家は江戸時代以降、木綿の商いで財をなした松阪の豪商。約8万7千点の資料が伝わり、平成25年に土地・建物とともに同市へ寄贈された。特別展では歴代当主が集めた美術品や、当主らの書画など20点を展示し、商才だけでない長谷川家の文化的側面に焦点を当てる。
蒲生氏郷筆「茶日記」や「俳諧の祖」とされる荒木田守武の書状の他、歌川広重画「東都大伝馬街繁栄之図」、土佐光貞筆「鶴鹿屏風(びょうぶ)」などを出品。特に三幅から成る伊孚九筆「離合山水図」は国指定重要文化財になっている。
本居宣長と門人の長谷川家当主との贈答歌や、本居宣長記念館で見つかった長谷川家から本居家に贈られた茶道具「赤楽蓮実香合」もある。
ミュージアムトークは10月24日午前10時、11月14日午後1時半。ワークショップ「長谷川家に伝わる火用心、酒用心を刷ろう」は11月7日に四回(定員各15人)。
11月28日午後1時半から、同志社大学京都と茶文化研究センターの宮武慶之共同研究員を講師に招き講演会「数寄者の世界―伊勢商人・長谷川家所蔵資料の魅力―」を開く。定員70人で11月20日まで申し込みを受け付ける。
問い合わせは松阪市文化財センター=電話0598(26)7330=へ。
