再エネ電力返礼品、連携強化 度会町と2事業者が協定

【連携協定を締結した(右から)久坂執行役員、中村町長、大石代表取締役=度会町役場で】

【度会郡】三重県度会町内にある風力発電所で発電された電気を活用したふるさと納税事業(再エネ電力返礼品)に取り組む度会町と「UPDATER(アップデーター)」(東京都)、「コスモエコパワー」(同)はこのほど、三者がさらなる連携強化を図るため、パートナーシップに関する連携協定を締結した。

町は令和3年から、再生可能エネルギー事業「みんな電力」などを展開するアップデーターと連携し、コスモエコパワーが運営する風力発電所「度会ウィンドファーム」の電気をふるさと納税返礼品として活用。同返礼品を通じて累計4億円を超える寄付が寄せられているという。

再エネ電力返礼品は、寄付額の30%を寄付者の毎月の電気料金に充当するもの。電気の調達・供給や電気料金への充当を行うアップデーターとの電力供給契約が必要となる。

今回の協定には、納税者確保のためのプロモーション▽再生可能エネルギー使用のPR▽度会町への誘客促進―などを盛り込み、3者が連携・協力して取り組む。

今後は町のPR動画を作成し、SNS(交流サイト)やユーチューブなどで全国に発信したり、地域おこし協力隊を活用して風車見学ツアーを企画したりする予定で、町の魅力を知った上で納税してもらう仕組みをつくり、地方創生や関係人口の創出につなげていく。

度会町役場で調印式があり、中村忠彦町長やアップデーターの大石英司代表取締役、コスモエコパワーの久坂有史執行役員が協定書を交わした。

中村町長は「脱炭素社会の実現、地方創生の推進に追い風が吹くことを期待している」。

大石代表取締役は「寄付をした人が度会町を訪れ、風車や川に出会う機会をつくっていきたい」。

久坂執行役員は「再生可能エネルギーを通じた度会町の魅力発信と地域活性化に貢献したい」と話した。