「伊勢かぶせ茶つけ麺」販売 鈴鹿のらーめん門蔵、地域食材生かす 三重

【鈴鹿のかぶせ茶を使った「伊勢かぶせ茶つけ麺」をPRする泉社長=鈴鹿市伊船町のらーめん門蔵鈴鹿本店で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市伊船町の「らーめん門蔵鈴鹿本店」(泉晃多社長)は27日、市の特産品の「かぶせ茶」を練り込んだ自家製麺を使った新メニュー「伊勢かぶせ茶つけ麺」(税込み990円)の販売を始める。四日市市諏訪栄町の四日市諏訪店でも提供し、いずれも販売期間は夏ごろまで。

同店は地域の食材を生かした商品づくりに取り組んでおり、今回は伊勢茶の商品開発や卸売りなどをする同市上田町のグリーンライフ(加藤慶昭社長)が協力した。

麺に合うよう選定し、独自にブレンドした数種類のかぶせ茶粉末と、市産小麦「あやひかり」を使った自家製麺は、「ほのかに香る」茶葉の分量に苦心し、何度も試作を重ねて完成させたという。同市地産地消推進ロゴマークの認定も受けた。

こしやのどごしの良さととともに、さわやかなかぶせ茶の香りがする麺と、あっさりとしながらもこくのある和風しょうゆ味のつけスープがよく合うとアピールしている。

泉社長(42)は「つけ麺にして麺とスープを分けることで、茶葉を使った麺の良さが生きる。県内外の多くの人に、鈴鹿のお茶のおいしさがPRできれば」と話した。