事故ゼロへ取り締まり 春の全国交通安全運動、伊勢度会地区で出発式 三重

【出発する白バイやパトカー=伊勢市の伊勢フットボールヴィレッジ駐車場で】

【伊勢】春の全国交通安全運動(6―15日)を前に、三重県伊勢市朝熊町の伊勢フットボールヴィレッジ駐車場で5日、交通取り締まりや広報啓発にあたる部隊の出発式が開かれた。

伊勢署員や伊勢度会地区交通安全対策協議会など関係機関から約100人が参加。松岡善則署長は「住民にとって一番身近で、絶対起きてはならないのが交通事故。事故をなくすため、関係機関と連携を図り取り組む。住民の安心安全を確保するため力添えいただきたい」とあいさつした。式の後、白バイやパトカー、広報車が出発した。

署によると、管内の今年の人身事故件数は3月末時点で52件と、前年同期より21件減少。死者数は1人(前年比1人減)となっているが、物損事故は前年より増加している。運動期間中、子どもの安全や自転車などの交通ルール順守、交差点での一時不停止、速度違反などを重点に、取り締まりや啓発に取り組む。