仮想空間で未来の四日市体験 「日の本福祉会」児童ら交流 三重

【メタバース上で未来の四日市体験を楽しむ児童ら(日の本福祉会提供)】

【四日市】三重県北部の7市町で学童保育所などを運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(四日市市松原町)は1日、「メタバースYOKKAICHI」の体験会を、同市内外にある同法人の施設で開き、学童保育所や学習支援を利用する児童約100人が仮想空間上で未来の四日市を体験して交流を楽しんだ。

「メタバースYOKKAICHI体験」は、四日市市の森智広市長が先月、「市民参加型のメタバース空間」を期間限定で設置すると発表し、再編後の中央通りをメタバース上で歩き回る体験をしたい人を、市が募集していた。

同法人では、四日市市内の学童保育所の児童は昨年1月に「メタバースYOKKAICHI」を体験していたが、今回は朝日町、亀山市など市外の子どもたちにも新しくなる四日市の駅前の魅力を感じてもらおうと企画した。

体験中は「四日市のここ知ってる」「プラネタリウムのとこや」「こにゅうどうくんだ」などと歓声が上がり、子どもたちは知っている場所であることに反応しながら体験を楽しんでいた。

学習支援の会場で参加した高花平小学校3年の石田大知さん(9つ)は「四日市の駅がどんなふうに変わるのか分かって面白かった」と笑顔で話していた。