新社屋の上棟式実施 中電パワーグリッド三重支社、12月に完成予定

【大梁に名前を書き入れる速水支社長=津市丸之内の中部電力パワーグリッド三重支社で】

【津】中部電力パワーグリッド三重支社(津市丸之内、速水敏浩支社長)は20日、同支社敷地内に建設中の新社屋の上棟式を実施し、同支社や設計・施工の関係者約70人が棟上げを見守った。新社屋は12月末に完成の予定。

上棟式では建物最上階に設置する長さ4・2メートル、幅約0・7メートルの鉄骨の大梁(はり)に向かって全員で拝礼した後、速水支社長が名前を書き入れた。施工共同企業体現場代理人の中谷英樹さんの合図で玉掛けし、高さ約56メートルまでつり上げ、柱に取り付けた。

【クレーンによる大梁のつり上げ=津市丸之内の中部電力パワーグリッド三重支社で】

速水支社長は「無災害無事故で上棟を迎えられたのは全ての方の尽力のおかげ。社員が働きやすく地域に開けた素晴らしいビルを目指しており残りの期間も引き続きご協力をお願いしたい」とあいさつした。

新社屋は鉄骨造11階建て、延べ床面積は約1万7千平方メートル。現社屋の老朽化に伴い敷地内の駐車場に建設を計画し令和4年4月に工事を開始。洪水や津波に耐えられるよう敷地を約2メートルかさ上げして液状化を防ぐ地盤改良を施し、建物に免震構造を採用している。新社屋完成後約1年かけ現社屋の解体や外構を行う予定という。