「あったらいいな」お菓子再現 公募イラスト5作品、津の職人が腕ふるう 三重

【津市内の和洋菓子職人が受賞イラストを再現した「夢のお菓子」=津市役所で】

【津】こんなお菓子があったらいいな―。三重県津市内の和洋菓子職人5人が、公募で選ばれたイラストを本物のケーキや和菓子に再現した。18日に授賞式があり、優秀賞受賞者に作品が贈られた。

津市物産振興会スイーツ部会が市内の和洋菓子店を身近に感じてもらおうと平成28年度から毎年実施する「あなたの夢のお菓子作ります」の取り組み。

県内外の4―57歳から応募のあった236点から優秀賞5作品を選び、銘菓創庵新月(本町)▽菓子の館とね(同)▽洋菓子タカクワ(渋見町)▽御菓子司岡田屋(一身田町)▽ケーキショップボンマルシェ(久居新町)―の5店が腕を振るった。

【受賞者に説明する川嶋代表(左)=津市役所で】

式では職人自ら作品を紹介。丸山喜彰ちゃん(5つ)=津市=が描いた、卵を抱える恐竜「ダイナソーまんじゅう」をフルーツ大福と練り切りで再現した「新月」の川嶋伸介代表(47)は「夢のある和菓子を食べたい思いが伝わった。作って良かった」と話した。

干支(えと)の竜に野球大会の勝利を願った長瀬葵さん(9つ)=津市=の「夢をかなえるドラゴンケーキ」を再現した「ボンマルシェ」の川村英俊代表(59)は「難しければ難しいほど燃える。竜の迫力の中にかわいらしさが出るよう心がけた」と述べた。

受賞者は「想像以上にすてきで感動した」「おいしそう、早く食べたい」などと喜んでいた。受賞イラストと再現作品の写真は23、24日に津センターパレスで開催される「第11回スイーつフェスタ」会場に展示する。

その他の受賞者は次の皆さん。山口妃莉(13)(鈴鹿市)隅田紗衣(12)(津市)室門杏奈(18)(鈴鹿市)