津松菱に地震復興支援コーナー 石川県産を販売 収益を寄付

【物産展に合わせ設置された「能登半島地震復興支援コーナー」=津市東丸之内の松菱6階で】

【津】三重県津市東丸之内の松菱は31日、同店6階で始まった物産展「第18回北から南からうまいもの会」会場に「能登半島地震復興支援コーナー」を設けた。石川県産の菓子や水産加工品計約20種類を販売し、収益の一部を店内の義援金箱と合わせ被災地の支援機関に寄付する。2月5日まで。

同店では元日の地震発生を受け4日から店内に義援金箱を設置。18都道府県の29社が集まる今回の物産展に合わせ、当初予定になかった石川県の商品を急きょ手配した。

来店客は焼き菓子、能登豚の肉みそ、さばへしこ、ホタルイカの沖漬けなどを買い求め、釣り銭を全て義援金箱に入れる姿もあった。

市内の自営業、谷口ちはゑさん(80)は「知らずに来たが支援になればと思い買った。こうしてコーナーがあると支援のきっかけになる」と話した。

同店の川合正営業本部長は「商品を買うことで生産者の支援につながる。多くの方の目に触れる機会をつくるのがわれわれの使命」と話した。