10日から「三雲地域の遺跡」企画展 松阪市文化財センター

【冬季企画展「三雲地域の遺跡」のちらし】

【松阪】三重県の松阪市文化財センターは10日から、同市外五曲町の同センターで冬季企画展「三雲地域の遺跡」を開く。会期は3月24日まで。入館料は一般110円、18歳以下無料。

三雲地域は三渡川から雲出川の間の沖積地。古代から中世にかけて貴族や寺社の所有地「御厨」「御薗」が多くあり、名残の地名が残っている。近年の発掘調査では弥生、古墳時代とともに中世の遺構・遺物が多数見つかっている。

展示会では、小船江町の松本権現前遺跡から出土した中世の井戸や土師器(はじき)皿、動物の骨、久米町の久米南遺跡から出てきた漆器椀(わん)などを出品する。

2月10日午後1時半から学芸員が解説するミュージアムトークを開催。3月20日に型を作って描くワークショップ「ステンシルであそぼう」を開く。参加費500円。3月12―17日に予約を受け付ける。申し込みは同センター=電話0598(26)7330=へ。